新しい時代を切り拓く
「このままで良いのか。」
小さな呉服店の会社で営業本部長をしていた私は、日々自問自答していました。
1992年 -。
呉服の市場が1兆円を切り、バブルが弾けた頃にジェムケリーは産声を上げました。
当時の私を突き動かしたのは「自分の実力を試したい」という強い想い。そして、ジュエリーの卸業をされていた先輩からの「ジュエリーを売ってみたら?」というたった一つの言葉。
ジェムケリーの原点はここにあります。
創業当時、当社はジュエリーのみを取り扱う会社でしたが、時計や鞄など展開するアイテム数を広げていくことで、時代の変化に対応してきました。勿論、単にアイテム数を増やすことを目的としてきた訳ではありません。時代に合わせ事業ドメインを柔軟に変化させていく為には、目の前の「やってみたい」を迅速に形にする実行力、そして世の中の需要を俯瞰して汲み取ることのできる繊細な洞察力を常に持ち続けることが重要だと、私は考えています。
リスクばかりを考え行動しなければ、人としても企業としても成長はありません。
創業初期に抱いていた「青き情熱」を絶やすことなく行動し、コツコツと真面目に継続する。
そうしてジェムケリーはこれまで成長を遂げてきました。
100年続く企業をつくる -。
今から100年後、日本の未来はどうなっているか。この私のメッセージを読んでくれている皆さんも、恐らくこの世に存在しないでしょう。しかし私は、今を生きる私たちが抱く理念やビジョン、そしてこれからも紡ぎ続けるジェムケリーのストーリーを、この先100年後にジェムケリーで働く社員にまで届けたい。私たちは更にここから変化し、次世代の仲間にバトンを繋いでいきます。100年後も存続する企業として、ジェムケリーは更なる成長を重ねて参ります。
代表取締役社長 兼 CEO